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2023.3.31

大分豊後高田の旅『六郷満山で寺院巡り』編

旅の後半は華やかな仏教文化に想いを馳せる、六郷満山へ

六郷満山(ろくごうまんざん)は、奈良・平安初期に神仏習合の原点となる山岳宗教として栄えた国東半島一帯にある寺院群のこと。今も残る平安建築や石造美術は、当時の華やかな仏教文化が垣間見られる貴重なものとして知られています。

平安建築の美・黄金色に染まる国宝「富貴寺大堂」

12月初旬の撮影時は、紅葉がちょうど見頃。境内の見事ないちょう木も落葉し、辺り一面いちょうの葉が広がっていました。

富貴寺は平安時代に宇佐神宮大宮司の氏寺として開かれた寺院で、阿弥陀堂である「富貴寺大堂」は、宇治平等院鳳凰堂、平泉中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂のひとつ。現存する九州最古の木造建築物であり、国宝に指定されています。

大堂軒先の瓦には仏様が彫られており、こちらも珍しく見どころのひとつです。

ご本尊は阿弥陀如来。
長い年月と戦争による被害で風化が激しくなっていますが、大堂内には極楽浄土の世界を描いた壁画が施されています。

四季折々で楽しめる、圧巻の平安建築。ぜひ立ち寄ってみてください。

富貴寺
【住所】大分県豊後高田市田染蕗2395 【電話】0978-26-3189
【営業時間】8:30~16:30 【拝観料】一般・高校生500円/小・中学生150円

 

大迫力の仏像に圧倒される!六郷満山の栄華を感じる「真木大堂」

718年に開かれた真木大堂の正式名称は「馬城山伝乗寺」。現在は本堂と国の重要文化財に指定されている9体の仏像が展示されている収蔵庫に分かれています。

本堂には大きな木造の仁王像が残っており、風化を防ぐために当時は大きな仁王門があったと推測されることから、六郷満山最大の寺院として知られています。

収蔵庫にはご本尊である「阿弥陀如来坐像」をはじめ、木彫り日本一の大きさを誇る「不動明王立像」、大きな水牛に跨る国内最大の「大威徳明王像」が安置されています。その迫力と豪華絢爛な様はいかに六郷満山という文化が栄えていたのかを現在に伝えてくれます。

真木大堂
【住所】大分県豊後高田市田染真木1796 【電話】0978-26-2075
【営業時間】8:30~17:00 【拝観料】一般・高校生300円/小・中学生150円

 

息を切らせて登った先には神秘的な景色が待っている!「熊野磨崖仏

旅の最後は、これを見ずには帰れない豊後高田の名所、国の重要文化財に指定されている国内最大級の磨崖仏「熊野磨崖仏」。

そこにたどり着くには、鬼が一晩で築いたと言われる九十九段の石段を登らなればなりません。普段歩き慣れていない方にはちょっとだけ大変な登山となりますが、受付で杖も無料で借りられますので、まずはチャレンジ!

鬼の石段に到着するまでに一苦労ありますが、、、最後に待ち受ける鬼の石段を登れば目指す熊野磨崖仏は目前です。

鬼の石段は自然の石を組み上げて作られているので、自分の歩幅にあった石を選びながら登っていきます。そのため慣れると案外上りやすいかも。石段の最後はさらに急になりますので注意して登ってくださいね。

そして現れるのが、神秘的な姿で迎えてくれる「熊野磨崖仏」。

左手の約8mの不動明王(鎌倉時代前期)と右手の約7mの大日如来(平安時代後期)。

今回はちょうど夕日が差し込み、神々しい姿が見られました。苦労して登ってきて良かったと、きっと思えるはずですよ。

熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)
【住所】大分県豊後高田市田染平野2546-3 【電話】0978-26-2070
【営業時間】夏季(4月~10月)8:00~17:00/冬季(11月~3月)8:00~16:30
【拝観料】一般・高校生300円/小・中学生150円

六郷満山で寺社巡り♪山下七子の気まま旅【後編】はこちらからご覧いただけます。

 

豊後高田の大きな魅力のひとつ、奈良平安時代の華やかな仏教文化「六郷満山」を巡る旅。ご紹介したのはそのほんの一握りです。また寺社巡りは季節によっても見え方が違ってきますので、今回のような紅葉の時期や新緑の時期などいつでも素敵な景色に出会えますよ♪

前編の昭和レトロな町と合わせて、豊後高田の魅力をぜひ体感してみてくださいね!

 

提供:大分県豊後高田市観光協会